●「伊達政宗」…閑所と行水の健康法
彼の健康の最大の秘訣は規則正しい毎日の生活でした。
その几帳面でリズミカルな1日 の流れが言行録である「命期集(メイゴシュウ)」に残されています。
まず、就寝前に翌朝の起床時間を側近に知らせ、通常は明六ツ(午前6時)のモーニングコールで起床、
またそれよりも早く起きた時は側近が起こしに来るまで待ちました。
これは予定外の早起きで家臣があわてないようにという配慮です。
そして自分で髪を結い。
手水(チョウズ)※洗顔の後、煙草を三服ほど吸い、小袖をはおり脇差を差し、腰の物(太刀など)を持って閑所(カンジョ)※便所で用を足した後、行水をして着替え、表座敷で家臣とともに朝食をゆっくりと摂りました。
食後は煙草を三服ほど吸ってから着替えて、御座の間(居間)で政務をとり、八ツ(午後2時)に仕事終いの後、閑所で用を足し、着替えて夕食をとりました。
規則正しい生活をつづけること自体健康そのものですが、中でも特にユニークなのが
1日2回のトイレと行水です。
彼の閑所は2畳敷の和室で三段の吊り棚には硯・料紙・多数の書物が置かれたまるで書斎のような造りで、ここに毎日2時間近くもいて、献立の指示をしたり書状(手紙)や日記を書いたりしました。
また行水のための小屋を建てて冬でも欠かすことはありませんでした。
特に1日2回のトイレの後に入ることで肌の清潔が保たれ、当時特に多かった痔に彼は一生悩まされることはありませんでした。
彼の健康法はこれにとどまることなく、鷹狩や鵜飼といったスポーツを兼ねたレジャーでストレス解消も積極的に図っていました。
さらに彼は推脉法(脈診)にも詳しく、定期的に自分の脈をみて少しでも異常がある時はすぐに医者を呼んで診察させました。
もちろん自分だけでなく家臣の健康にも気を配り「厚着をしすぎない」「水分は充分にとる」「うたた寝は風邪のもと」などと説いています。
彼はローマに使節を派遣するなどチャレンジ精神に富んだ武将でしたが、こと健康法に関しては基本を忠実に守った人間といえるでしょう。
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