夏風邪、要注意・№1



お客様からこんな質問を頂きました。

「1日中クーラーの効いた部屋で過ごしているためか、最初は喉が痛くなって、熱はそれほど高くならず、少し鼻水も出ています。数日で喉の痛みは良くなりましたが、その後から咳が出始め、長引いています。時折、喉の痛みが再熱したりします。長引いてしまったこの状態に良い漢方はありますか? 48才・女性」


夏風邪というと、冬の風邪に比べてつい軽く考えがちです。

ですから、冬にはマスクをかけたり、こまめに手荒いやうがいを行ったりしても、夏には何の予防もしない人が意外に多いようです。

しかし、喉の痛みや咳、頭痛、鼻水などの原因となるアデノウイルスや、下痢や腹痛を起こすエンテロウイルスによる感染症などは、毎年蒸し暑い夏の時期に流行するのです。

夏は体の免疫力も低下しがちです。

一昔前までの夏は、高温多湿で食欲低下や大量発汗、睡眠不足などが起こり、冷たい飲食で胃腸機能が衰えることが多かったようです。

冷房が普及した現代では、さらに室内外の大きな温度差で頭痛やめまいなどの自律神経失調症状も現れ、免疫力をいっそう低下させています。

ですから、夏風邪は冬の風邪よりもむしろ治りにくいと言えるでしょう。


夏風邪の予防には生活習慣の改善が役立ちます。

エアコンは除湿機能をうまく使い、室温を28度くらいに保ちましょう。

栄養バランスを考えた食事をしっかり取り、冷たい飲食物の取りすぎに注意してください。

十分な睡眠をとることも体力を消耗しないために重要です。

イベントなどの人混みではマスクを着用し、うがいと手洗いを励行しましょう。

漢方薬については№2で紹介します。




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