夏風邪、要注意・№2



漢方薬は症状に応じて使い分けます。


夏風邪はだるくて軽い咳や痰が続くことが多いため、参蘇飲(じんそいん)をよく用います。

激しい空咳発作であれば麦門冬湯(ばくもんとう)の適応です。

喉が腫れて痛む時には桔梗湯(ききょうとう)をコップ3分の1くらいの熱湯に溶き、冷ました後に少量ずつうがいするように飲むとよく効きます。

冷房で引いた風邪には葛根湯(かっこうんとう)に小指頭大の新鮮な生姜の搾り汁を加えると効果的です。

水のような鼻水には小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
顔色が悪くて寒気が強い人には麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を選択します。



3、4日して食欲がなくなってきたら柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)が良いでしょう。

その時に咳や息苦しさを伴えば柴朴湯(さいぼくとう)
激しい咳で胸が痛むようなら柴陥湯(さいかんとう)にします。

さて、この方女性の場合は症状が激しくないものの、夏風邪が長引く咳や喉の痛みがあります。(№1参照)

これは夏風邪によくあるパターンで、参蘇飲(じんそいん)を服用することをお勧めします。




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