むくみ(浮腫み)は漢方薬で改善が可能です


夜には足がパンパン…
 
朝起きるといつも顔がむくんでいる…
 
何かの病気でむくんでいるのではと心配になる…
 
「むくみ(浮腫み)」は原因を特定して改善する事が重要です。
 
病院のお薬を使う前に体質改善をしていきましょう。


むくみ(浮腫み)とは

皮膚の下部の皮下組織(細胞と細胞の間)に水がたまった状態が「むくみ(浮腫み)」です。
 
特に「女性」に多い傾向があり、女性の半分以上の方が「むくみ(浮腫み)」を経験した事があると言われています。
 
「むくみ(浮腫み)」の出方はその方々により違いますが、足に出る方もいれば顔に出やすい方もいて様々です。



むくみ(浮腫み)の原因

場所によって「むくみ(浮腫み)」が出る原因は変わり、
 
①全身におこる場合は「腎機能の低下」や「心臓病」などによるもの
②足などにおこる場合は「静脈」や「リンパ管」の障害によるもの
 
です。

全身のむくみ(浮腫み)について
一番わかりやすい病気としては「心臓疾患」になります。
心臓は全身の血液の循環を調節しているので、心臓の働きが低下する事で全身にむくみ(浮腫)が現れる事が多いです。
 
その他にも血管の中の蛋白質の濃度が低下する「腎臓疾患」(尿にたんぱく質が漏れる)や「肝臓病」(肝臓で蛋白質の産生が低下する)により、全身に「むくみ(浮腫み)」が出ます。

足のむくみ(浮腫み)について
全身を回って心臓に血液を戻す血管が「静脈」になりますが、足からの「下肢静脈」は重力に逆らいながら心臓に戻る為、勢いが必要になります。
 
この戻る為の勢いを阻害するのが
 
・「下肢静脈瘤」などの血液の流れの悪さ
・血液を心臓に戻すポンプの役割をする「足の筋力低下」
 
などです。



むくみ(浮腫み)の漢方薬 

基本的には「利尿作用のある漢方薬」や「利水作用のある漢方薬」を使う事が多くなっています。
 
下肢のむくみ(浮腫み)を取りやすい「利水作用のある漢方薬」もありますので、どこに出ているかも重要です。
 
そこに加えて「心臓病」や「血流」など原因により漢方薬を使い分けていきます。
 

「心臓病」や「腎臓病」の場合

「心臓病」がある場合は心臓の機能が落ちている時にむくみ(浮腫み)が生じるので「心臓の機能を高める漢方薬」を使います。
 
また「腎臓病」の場合も「心肺機能」を高める事で腎臓が改善される事が多く、調子によって使い分ける事が重要です。
 
「肝臓病」の場合も同様に「肝臓に使われる漢方薬」を併用して使っていく事が多くなっています。