甲状腺について・№1



私たちのカラダから分泌されるホルモンは100種類以上あるといわれ、それぞれ体や心を健やかに保つための機能を調節しています。

そのうちの1つが「甲状腺ホルモン」で、それを分泌している内分泌線が「甲状腺」なんです。

甲状腺は、のどぼとけの下あたりにある器官で、蝶が羽を広げたような形をしています。

そこから分泌される甲状腺ホルモンは、いわば“体を元気にするホルモン”で、新陳代謝を活発にしたり、交感神経や心臓などの活動を高めたり、汗や脈拍を調節するなどの働きがあります。



●甲状腺の病気

甲状腺の病気は大きく分けて3つ。

「血中の甲状腺ホルモン値が高くなる…甲状腺機能亢進症」
「血中の甲状腺ホルモン値が低くなる…甲状腺低下症」
「血中の甲状腺ホルモン値には異常がなく甲状腺が腫れてくる病気」

があります。


・甲状腺機能亢進症とは…

甲状腺機能が過剰に活性化する自己免疫疾患(※)で、代表的なものに「バセドウ病」があります。

甲状腺ホルモンが過剰になって新陳代謝が異常に活発になり、常に運動しているような状態となり左記のような症状が表れます。

治療法としては一般的に、甲状腺ホルモンが作られるのを抑える「抗甲状腺薬」を服用します。

(※)自己免疫疾患とは…免疫の働きに起こり、自分の体を異物と見なして攻撃してしまうことで起こる病気のこと。



(バセドウ病の主な症状)
・動悸、息切れ
・疲れやすい
・暑がり、汗をかく
・イライラして落ち着く
・食欲はあるのに体重減少
・手足の震え
・眼球の突出
・首の腫れ

甲状腺が全体的に腫れて、触ると弾力がある。
通常、痛みはないが、しばしば「のどが詰まった感じ」を訴える人もいる。




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