ドライアイ(目の乾き)・70代前半 男性


初回来店

ドライアイで相談あり。
5年前にも目で相談のあった方。
その時は目やにがくっついたような感じで、まぶた~目玉に違和感があったが漢方で消えた。
今回は乾きの相談。
ドライアイの根本は肝の血虚(けっきょ)が多い。
本人も目薬差しても一瞬で効かないと曰く。
また耳も最近急に遠くなったとも。
前立腺の手術を3年前、その後尿漏れしやすくなった。
これらのことから「腎精(じんせい)」という体の深い潤いが減って、急激に老化したと考えられる。
「精(せい)」は体の若さを保つ潤いで、特に男性の場合は精の減少であれこれ老化症状が出る。
また「腎精(じんせい)」は「肝陰(かんいん)」という肝臓の潤いも補佐しており、これが出来なくなって肝陰不足からの血虚(けっきょ)による目のドライアイであろう。
そこで漢方は「腎精(じんせい)」を補うものと「肝血(かんけつ)」を補うものを併用した。


2回目来店

「気にならなくなった」と本人曰く。

※ この方はその後来店はないが、「腎精(じんせい)」は長く補った方がより若さを保てる。
良くなるとなかなか続けて飲んでくれる方は少ないが、老化症状で悩まなくていい為の漢方もあるのだ。


現在、漢方薬は中止されています。