油の常識・№3



●15%早死に!“リノール酸神話”崩壊

健康オイル神話の崩壊はまだあります。
その典型が“リノール酸神話”でしょう。
リノール酸は必須脂肪酸の1つで、不足すると「成長が止まる」などの欠乏症になります。
そこから“健康オイル”神話が生まれたのです。
「老化防止」「若さを保つ」…などなど。
リノール酸をたっぷり含むことをうたい文句に、サラダ油などが、大々的に売られてきました。
しかし、そこに1人の油脂専門家が重大警告を投げかけています。
名古屋市立大学(薬学部)の奥山教授です。
彼は「日本人は“リノール酸摂り過ぎ”症候群」と警鐘を鳴らします。
(『油このおいしくて不安なもの』農文協)
体重60㎏の人に必要なリノール酸の量はわずか2g。
これは食パンなら2枚でオーバーする量。
普通の食事で十分なのです。
怖いのは過剰摂取の害。

その“摂り過ぎ症候群”とは…?
●早死に:過剰に摂ると15%も早死にします。
●ガン:過剰摂取は発ガンを促進します。
●高血圧:やはり、過剰で血圧が上昇する。
●学習障害:ネズミ実験でも、もの覚えが悪くなる。
●視力:動物実験で視力の低下が確認されています。
●ぜんそく:平滑筋収縮作用で発作を起こします。
●心筋梗塞:その他、脳梗塞を発症します。
●アレルギー:過剰だと発症を促進します。

これら有害なリノール酸を多く含むサラダ油は避けるべきです。
それは「紅花油」「コーン油」「ヒマワリ油」です(n-6系脂肪酸)。
一方、対照的に「健康に優れる」と専門家が推奨するのが“α―リノレン酸系”です。
それは「シソ油」「魚油」「海藻」などに多く含まれます(n-3系脂肪酸)
α―リノレン酸系は、リノール酸過剰で現れる症状を、すべて正常にしていくのです。
つまり、油には人を『治癒する脂肪』と『殺す脂肪』の2極が存在するのです。






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